最近読んだ本
凍える牙(乃南アサ)
乃南アサ。
初めて読んでみました。
直木賞受賞作です。
主人公の女性刑事「音道貴子」が連続して起こる不思議な犯罪に挑みます。
重要な鍵を握るオオカミ犬「疾風(ハヤテ)」をオートバイに乗った音道が追いかける。
なかなか面白い作品でした。
が、しかし・・・
作品とは関係ないのですが、この解説。
安原顕という人が書いているのだが、なんとも不快な文章である。
作品の内容とはほとんど無関係と思われる自分の偏った思想を振りかざし、天皇制を否定し、それを受け入れている日本国民を「馬鹿国民」と言い切る。
この人に馬鹿呼ばわりされる謂れはまったくないのだが、非常に不愉快な思いをした。
「昨今の男は性根が腐りきり、生きる目的といえば、出世と銭カネでしかない」「勤め人は、ひたすら人間の屑」と決め付けるこの人物。
調べてみたらすでに亡くなっているということで、業界では有名なスーパーライターらしい。
せっかくの素晴らしい作品を台無しにし、作品を読んだ者(もしくは現代の日本人のすべて)を馬鹿呼ばわりしたこの後書き。
この作品の後書きで、こんな暴論を書くことにいったい何の意味があるのか。
この文章をそのまま採用した出版社の意識も甚だ疑問である。
鎖(上・下)(乃南アサ)
「凍える牙」に続編があることを知り、すぐに読んでみた。
(もちろん後書きが安原氏ではないことを確認して)
同じく音道貴子刑事が主人公。
何者かに拉致され監禁される・・・
救出に望むのが「凍える牙」でコンビを組んだ「滝沢刑事」
最後の最後まで緊張感が途切れず一気に読ませます。
また、お気に入りの作家が増えてしましました。
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