悲惨な事件から一週間。。。
秋葉原は中学の頃から30年以上も何度も何度も通った街だ。
中学時代に雑誌の設計図を見ながら作ったラジオやトランシーバー。
トランジスタや抵抗などの電子部品を買いに行った。
当時のオタク(そんな言葉はなかったが)だった。
狭い路地の両側にひしめく小さな店の部品の山にワクワクした。
高校の頃は楽器を見に(というか触りに)
自分ではとても買えない高いギターやキーボードを一日中触りまくった。
そしてパソコンの登場。
ネットや通販も発達していなかった頃、新しい機種を眺め、少しでも安いパーツを探し、街中を回った。
すでに社会人としてシステム作りをしていたが、専門書も秋葉原に行けばなんでも揃った。
魔法の街だった。
いつの間にか電気街、パソコン街から別の街に変わりつつあるが、今でも新しいものに触れたくて時間を見つけては歩き回っている。
そんな街で起こった事件。
犯人について家庭環境やら境遇やらいろいろなことが報道されているが、それでも絶対に許されることではない。
一週間も経って書こうと思ったのは事件そのもののことではない。
事件について犯人については、一般人の自分が語るまでもないので。
事件の報道を通して気になったことが多々あり記憶しておきたかった。
・事件直後の映像。
道路に横たわる被害者とその周りで助けようとしている人達。
そしてそれを遠巻きに取り囲む人人人。
アナウンサーの声。「周りの人達も不安に脅えています。」
映像は違う。
手に手に携帯を持ち写真を撮っている。
ものすごい数の携帯をかざす人達が映っている。
・現場中継の画。
マイクを持つレポーター。「悲惨な出来事に街は悲しみに包まれています。」
その後ろで笑って手を振る若者。
Vサインでカメラに映ろうと押し合っている人達。
・加害者の父親の会見。
意味不明な追求をするマスコミ。
「事件を防げなかったのか?」
「被害者にどう責任を取るのか?」
加害者の親を吊し上げ、さらし者にするマスコミ。
後ろで母親が地面に倒れこんでも誰も手を貸すでもない。
それをそのまま流す、ワイドショーになってしまったニュース番組。
・犯人の仕事や趣味を強調するマスコミ。
派遣社員、アニメ好き、ゲーム好きと犯行をこじつけるかのような報道。
中学の文集、高校の成績、親の離婚に原因があるかのような報道。
それをもっともらしく分析するコメンテーター。
・現場の歩道を占拠するマスコミ。
献花に訪れる人にいっせいにフラッシュを浴びせる。
マイクを突き出し、「どんなお気持ちですか?」
涙を流す姿をこれでもかと流すニュース。
あれこれあれこれ・・・
写メを撮りまっくっていた人達。
目の前で命を落とそうとしている人を撮ってどうしようというんだ?
悲惨な事件に「はしゃぐ」マスコミ。
犯人の両親や祖母、親戚にまで詰め寄って吊し上げる。
バカな質問をしていったい父親に何を言わせたかったのか?
報道により世間の批判に晒されることになる親戚。
犯人の親戚になら何をしてもよいのか?
犯人と犯人の親戚は同罪なのか?
事件の起こった秋葉原で静かに被害者を冥福を祈ることさえ邪魔をするマスコミ。
江東区の事件といい、今回の秋葉原といい、悲惨な事件にバカのようにはしゃぐマスコミに違和感があるのは自分だけか?
なんでこんなになにもかも気に入らないのだろう。
自分が年をとったせいなのか?
そして、とにかくただ悲しい。
と、
こんなことをこんなところにブツブツ書き込んでいる自分も異常者の仲間入りなのか?
わからなくなった。
ご冥福をお祈りします。合掌。
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